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●私は2年ほどロンドン郊外に住んでいましたが、英国は多くの日本人にとって、とても住み易い国です。同じ島国という環境が、長い歴史を通して両国へ与えている影響には、多くの類似点が見られます。
●明治になって日本がたくさんの事を英国から取り入れた事実が、その事を証明しています。郵便制度、海軍の方式、議会制度という社会の枠組みは英国を手本にしています。
●そして皇室です。日本の皇室は国民から距離を置いていますが、イギリスは距離をできるだけ近づけようとしています。その違いはありますが両国民とも、それなりに尊敬の念を持っています。
●さて、この国でのビジネス事情は、独特のものがあります。イギリスに住み始めて一番驚いた事は、イギリス人がヨーロッパという言葉を使う時は、無意識の内に自分の国を含めません。
●あくまでイギリスは、イギリスなのです。この事が解ると、近代史の中におけるイギリスの行動、最近の中東、イラク戦争関連での外交面での発言などに納得がいきます。
●皆様は、イギリスはユーロという欧州統一通貨を使用していない事をご存知と思いますが、これもその理由の根本は、イギリスはヨーロッパでないから、と考えるとわかり良いでしょう。
●日本人も、アジア人と言われた時、自然な感覚として自分を含めるでしょうか。皆様は如何ですか?
●このように、イギリス人は、自分達をヨーロッパ人と考えていないのでイギリス人相手にビジネスをする時は、この点を何時も忘れずに、対応する必要があります。
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