フランス式ビジネス 翻訳業者の海外ビジネスWatch |
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●フランスビジネスマンとの実際の交渉はどの様になるのでしょうか。次にお話しましょう。
●まずは、自然体で外交センスが身についていますので、回りにいる人達への気遣い、挨拶から始まります。彼らが、こちらのオフィスへ来たとします。
●彼らは、ビジネスの直接の相手のみならず、アシスタント、秘書、会議に参加しないがオフィスの周りにいる人達に万遍なく挨拶します。 そして、挨拶を忘れた相手がいないことを確かめ、それからミーティングルームへ移ります。
●こちらも彼らのオフィスで会議を行う時には、できる限り同じようにしてください。ここがフランス人に取り入る1つのコツです。
●次に、交渉の出だしですが、これはどこの国の人もほぼ同じように、天気の話、最近のニュース、バケーションの話など、差しさわりのない気のきいた話を5分ほど行います。
●そして本題へ入ります。それなりに、議題の説明、プレゼンテーション、討議と進みますが、ここでフランス人相手で気をつけることは、 その根本に、以前お話したように、『フランス中華思想』があることです。
●他の国がどうであろうと、フランスはフランス、そして世界の中心です
●従ってこちらの説明も、如何にフランスが、或いはビジネス相手が、話の中心であり、重要なのか、をはっきり言う必要があります。 他の国との比較、他の業者との比較も大事ですが、一番大事なのは、その相手の立場と利益です。これが2番目のこつです。
●ビジネスの内容によりますが、全体最適がこうだから、部分であるそのフランス人グループのとるべき方針はこうである、という論理がなかなか通用しません。
これは大きな企業でヨーロッパ全体をまとめようとするときに、大きな壁になります。
●又、他の国のビジネスマンに比して、感情が入りやすいので、相手の感情をうまく扱う事に、常に気をつけてください。言葉遣い、相手の意見を否定する時の言い方、こちらのポイントの主張の方法等々、特に気を使う必要があります。これが次のこつです。
●これらのこつを上手く押えていけば、フランス人・企業との付き合いはうまくいくでしょう。フランス企業、フランスビジネスマンとお付き合 いのある方々、明日から早速実践ください。
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