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●『目は口ほどに物を言い』、『目は心の窓』、『目を閉じよ。そしたらお前は見えるだろう』、『目の見える人間は、見えるという幸福を知らずにいる』、『目を開け。口を開くな』、などなど。
●目に関する言い回し、格言はたくさんありますね。
●今日は、目に関する、国際ビジネス心得です。
●相手の目を見つめながら話をする事は、自分を相手に正しく理解してもらう為とこちらの誠意を伝える為に必要ですが、皆様は普段ビジネスの場で、実行されていますか。
●一方、相手の目の中に自分に対する、喜怒哀楽の感情、不信、疑問が出てきますので、それを感じながら話を進める事が大事になります。 相手が目をそらした時、下を向いた時には、それなりの感情が走った訳で、相手の心理を読み取れます。
●ボクシング、相撲、などの格闘技を見ていると、競技者が試合開始前、審判が試合前の最後の説明をしている時に、睨み合っているシーンがよくあります。
これも相手の目を睨み付けて、戦意を削いだり、自分の方が強い事を印象付ける為です。
●森の中で熊と出会ったときは、死んだ振りをするか、目を合わせて、絶対にそらさない事、といわれます。人間が迫力ある目で熊を睨むと熊の方が先に戦意を喪失する事があるそうです。
●国際ビジネスの場でも同様です。特に値段や条件交渉の時は、目に本当の気持ちが出ます。相手がどれだけ余裕があるのか、どこまで条件を引き出せるのか、
など駆け引きですが、目を見ずには交渉を進められません。特に言葉は、両者にとって外国語である英語で行う事が多いので、表現に間違い、言い違いがあります。
●黒い目、茶色い目、青い目、緑の目、それぞれ色は違いますが、目が心の窓である事には変わりがありません。特に国際ビジネスの場では、 言葉のニュアンスが通じにくい面があるので、私は相手の表情、特に目を良く見るようにしています。
●相手に自信が無い時、嘘をついている時、など必ず目の表情に何かのサインが出るものです。それを見落とさないでください。自分の思いを相手に悟られないよう、
そして誤魔化す為に、大げさなジェスチャーや大声を上げる人もいます。でも目は語っているのです。
●外国人を相手にビジネスをしていると、目の使い方のうまい民族と、そうでない民族の差がよく分かります。一般にアメリカ人は目の使い方がうまいですね。
ま、彼らは顔全体を使って喋るので、目もその一部なのでしょう。
●次にうまいと感じるのは、西ヨーロッパ人と中近東のアラブ人、ユダヤ人です。アジア系、インド系は、もちろん人によりますが、目の使い方は、他民族に劣ります。
●このように、目はビジネスの交渉でとても大事な役割をしています。
●皆様も、海外のビジネスマンと仕事を進めるときには、相手の目の使い方をよく観察し、自分も意識して目の表情をうまく出す様、心がけてください。ビジネスの成功につながります。
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