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@ロシア大統領選挙
先日、アメリカ大統領選挙の話題をとりあげたが、今週末にはロシアで大統領選挙が行われる。大方の予想では、プーチン首相が次期大統領に選出される。プーチン首相は前大統領であった人物で、当時大統領の任期が来たため、その地位を当時のメドベージェフ首相に譲り、自分は首相になった。そして今回は又、大統領に立候補して、新大統領になる。他の国では考えられない方法だ。既に支持率は50%を超え、3月4日の第1回目の国民投票で選ばれるであろう、と多くのメディアが伝えている。もし過半数に満たない時は、3月25日に、得票の多いトップ2候補で決選投票になる。そして首相にはメドベージェフ氏が就任しそうで、この二人のコンビで長期にわたってロシアの政治をコントロールする事になる。プーチン氏は元KGB長官。そう、あのスパイ映画でおなじみのKGBという、ロシア諜報機関のトップを務めた人物だ。ただロシアは近年好景気が続いているので、プーチン氏の指導力も評価されている。北方領土問題が長期化している現状、ロシア大統領選挙の結果は日本へも影響を及ぼす。
@シェールガス
アメリカは天然ガスの一種であるシェールガスの開発に必死に取り組んでいる。調査によるとアメリカ本土の地中に、アメリカが必要とするエネルギー約100年分の必要量が眠っているそうだ。理論的には、シェールガスが本格的に利用可能になると、石油や他の天然ガスがいらなくなる。これは中東をはじめとして、アメリカの世界戦略にも大きく影響を及ぼす。単に環境問題のみならず、世界の政治戦略、政治力学にも与える影響大で、その開発の進展から目が離せない。日本ではなじみの無い資源であるが、今アメリカ政府はこのガスを将来の戦略にいかに生かしていくかを真剣に考えているのである。翻訳文献にもこれから頻繁に登場してくる話題であろう。
@Windows8
アップルを中心とするマックへの注目がますます高まっている最近のIT分野であるが、長年のライバルであるマイクロソフトが、Windows8のコンシューマプレビュー版を公開した。Windows7の販売開始から3年が経ち、その間にスマホを中心に我々のIT機器の使い方も大きく変化している。その流れを作り、今や中心に位置しているのはアップルである。iPhone, iPadというハードウェアと、iTuneを核に電子書籍ビジネス、音楽配信ビジネス、アプリビジネス等のソフトウェアがうまくかみ合い、先日発表されたようにアップル自体の企業価値も40兆円になった。(これはトヨタ自動車の4倍)一方マイクロソフトの影が薄い今日この頃である。パソコン市場での王者を長年続けてきたマイクロソフトだが、その市場がタブレットへ急速へ移行し始めた今日この頃、マイクロソフトがどのような戦略でアップルへ対抗していくのか、目が離せない。
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