アメリカ事情2 翻訳業者の海外ビジネスWatch
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●第2次大戦の勝利国の中心的役割を果たした事、世界の貨幣であるドルを印刷できる唯一の国である事、英語という世界共通言語を母国語として話している事、
軍事力でぬきんでている事、などその理由は未だあると思います。
●歴史が200年を少し越したぐらいの若い国が、20世紀後半の世界の経済、外交、政治の中心を果たしてきた事は事実です。もちろん、何時まで続くのかについては、
意見が分かれるところですね。
●アメリカ人はとても愛国心が強く、強さを自慢する傾向がありますので彼らとビジネスを行う時は、そこに注意する必要があります。同時につけ入る点です。
●国際ビジネス会議を開きます。そこにアメリカ、ヨーロッパ主要国、そして日本人がいると、想像ください。
●あなたは、進行役で会議を取り仕切っています。議論が白熱してきました。一般的には、プレゼンが上手く、一応最もらしく理論武装をしたアメリカ人ビジネスマン、
きちんとした話をするが、発言のポイントがはっきりしない、主張が少ない日本人ビジネスマン、そして、その中間がヨーロッパでしょうか。
●さて、アメリカ、ヨーロッパ、日本、それぞれの意見が違っています。あなたの役目は、全員の同意を取り付け、方向付けをする事です。
●アメリカ人はこう言うでしょう。『俺たちは世界で一番大きなマーケットだ。だからアメリカの意見を取り入れて進む事がビジネスにとって一番良い選択である』
●一方ヨーロッパ人(というのは存在しませんが)は、『ヨーロッパのそれぞれのマーケットの違いを無視した方向は受け入れられない。そんな事をしたら、
ヨーロッパにおけるビジネスを一気に失ってしまう』
●そして日本人は何と言うでしょうか。
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