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出張先でのディナー考
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出張先でのディナー考 翻訳業者の海外ビジネスWatch
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●海外に行って相手にディナーに招待される状況には2パターンあるでしょう。1つは、あなたが出張者である時、日中のビジネスの慰安的に招待される時です。こ
れは、出張者は一人の時も多いし、慣れない土地でおいしいレストランも分からないでしょうから、気をまわして現地側がアレンジします。一般的には、豪華、というより、
カジュアルに食べるパターンです。
●もう1つは、ビジネスの成功を願ったり、今までの長い関係へ感謝を表し、今後のさらなる良い関係の為に催されるディナーです。晩餐会とまではいきませんが、
招く方も、招かれる方も其れなりに気を入れ て参加します。
●パターン1では、良くあるのが現地駐在員による、出張者とのディナーです。このオフオフィスコミュニケーションは大切で、心得として、 『誘われたら、時差があって辛くても、参加する』です。たとえ、ディナーの席上眠りこけても、参加してください。参加する事に意義があります。
●特に日本人同士の場合、ミーティングの席で言わなかった(言えなかった)ポイント、人間関係、人間評価など、昼間より重要かつ有意義な会話になる事が多いのです。
場合によっては、そこで重要決定がされる事もあります。
●これには功罪あり、功としては、心を開いたコミュニケーションの場になる事、罪としては、そのディナーに参加してないメンバーには伝わらない事です。
必ずしも、日本人のみのお家芸ではありませんが、他の国のビジネスマンに比べて、日本人はこの手のコミュニケーションが得意だと思います。
●ただし、笑えない話としてこの様な事がありました。最初の日に、日本人出張者、駐在員、現地スタッフ、そして商売相手を入れたミーティングが開かれ、
全く双方の意見が分かれました。いくら話し合っても条件が折り合いません。
●そこで、『みず』を入れようということになり、会議の続きは翌日へ持ち越しになりました。
●ところが、翌日になったら、日本側が前日とは打って変わって冒頭に、相手の条件で良いから、契約をしようと言い出したのです。これには、現地スタッフ、相手も驚きました。
●以前から申し上げているように、ビジネスの基本はネゴですから、そのつもりで望んだメンバーには何がおきたのか、ちんぷんかんぷんです。
●実は、前夜日本人だけで飲みに行き、日本から出張で来ている専務が、いろいろと裏話を駐在員から聞かされ、その場で判断したのでした。
●日本側は、話を早くする為に、翌日この様な発言になったのですが、飲み会に参加していない人達には、その過程が理解できません。 結果、現地スタッフはやる気をなくし、相手も十分な話し合いがなくて、自分の条件が受け入れられた事に不信感を持ちました。
●これは実際に起きた例ですが、良くある事と思います。確かに、『夜の飲み会ぐらい、日本語でやりたい』という、大方の日本の方が持つ欲求は理解できます。
ただその時には、仕事の話は、適当なところで切上げるべきでしょう。これも、大事な心得です。
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