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コロンビアビジネス事情
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コロンビアビジネス事情 翻訳業者の海外ビジネスWatch
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●正確な定義かどうか分かりませんが、普段,北米はカナダ、アメリカ、メキシコ、中米はガテマラ、コスタリカなど6カ国、 そしてコロンビアから南を南米と読んでいます。昔はメキシコを中米に含めていましたが最近では北米に入れることが多いようです。
経済発展をみると、北米に入れる方が、合っているでしょう。
●私は通算で6年間、中米、南米に住んでいました。その間に、殆どの国へ行きましたが、その中でもコロンビアは好きな国です。それで、今回はコロンビアビジネス事情についてお話します。
●コロンビア、と聞いて何を思い浮かべるでしょうか? コーヒー(ブラジルと並んでコーヒーの大生産国です)
エメラルド(世界一の埋蔵量です)
麻薬(アメリカのコカインの源です)
そして、美人です
1つか2つは思いつきましたか?
●ラテンアメリカ(中米+南米+メキシコを指す)には、美人で名高い”3C”の国があります。それは、コスタリカ(Costa Rica)、チリ(Chile)、そしてコロンビア(Colombia)です。
●その中でも、コロンビアはスペイン人と原住インディオが、程よく混血し、メスティサと呼ばれる、混血美人が多くいる国です。 余談ですが、ブラジルとコロンビアに行くと、人口構成において、女性の人口の方が男性より多いような気がします。統計は、はっきりしませんが、多分少しの差で、女性の方が人口のマジョリティーを占めているのではないか、と思います。
●さて、ビジネスに話を移します。
●私が現地でビジネスを行っていた頃は、コロンビアにおいては、麻薬マフィアの活動が活発であった時代です。麻薬の消費地はアメリカですので、売上代金がドルでアメリカ内にたまる事になり、
それを海外へ持ち出す必要が出てきます。アメリカの銀行は海外送金にとても厳しいので、大量のドルを如何に持ち出すか、所謂マネーロンダリングですが、そのステップを経たドルがコロンビアに還流してきます。
●コロンビアのビジネスでは、現地通貨がペソであるにも拘らず、大きなビジネスはドルで行うのが慣習で、裏通貨のドルが、表通貨のペソより信頼されていました。
●ここに、この国のビジネス事情の特異な点があります。もちろん、お店やレストランでお客さんが支払うのは現地通貨ですが、 ドルへの換金が町のいたる所で行われており、普通の人でもドルとペソを両方持って、使い分けています。
又、基本的に自分の財産は、信頼度の高い、どこの国へ行っても通用するドルで持っています。
●この”ドル経済”に加え、工業製品はほとんどが輸入ですので、関税がとても高く、普通に関税を払っていたのでは商売になりません。 そこでテクニカルインポート、簡単に言うと密輸に近い方法で業者は商品を外国から国内へ入れてくる事になります。
●もしあなたが、コロンビアへ工業製品を売る立場にいるなら、このルートを握っている相手と上手く関係を作ル必要があります。もちろん、政府も全てを知った上で、
高関税を維持しているわけです。
●コロンビアのような国は、南米にはいくつかありました。今は国の環境が、アメリカの努力(自分の国を守る為にされたのですが)などで是正され、 高関税による輸入障壁がある国は、昔に比べて少なくなっています。
●それでもドルがより信頼されて流通している事、商品によっては高関税が課せられているのでテクニカルインポートが発達している事、は現在でもまだ機能しています。
そしてその事が、上記したような特殊ビジネス事情を作っています。
●南米以外では、ロシアや中近東のいくつかの国では、今でもこの手法で沢山の商品が国内に入ってきています。
●この様に、麻薬製造(コロンビア)−麻薬販売(アメリカ)-売り上げ代金ドルの送金-マネーロンダリング−きれいなドルの還流、という一連の流れが経済基盤となっているマーケットがあることご理解できたでしょうか
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